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男でない、奴隷ですわ。 by りりこ

20190913ririko

アア、チョット、もよおしたわ。

そんな時、足もとに便器がやって来て、
おおきく口を開ける。

わたしにとってこの行いは、
不純なるものを捨てる、肉体の自然的な浄化作用。

けれどもこの便器にとって、
わたしから放出される水というのは、
聖なる水であり、極上の美酒。

施しとしての意味も成すの。

コレはわたしのお水を喜ぶのよ。
便器なのに。

え?男に素肌をさらして、ふしだらだって?

便器に恥ぢらう事って、ございましょうか。
そもそも奴隷に、ねえ?


コレは男ではなく、奴隷ですわ。


沼正三………沼正三な………
順調に読み進めてますよ。

「男ではなく、奴隷ですわ」
これはある女の言葉。
好きすぎてこの言葉のために作文したい。いやしちゃったわ。楽しい。

たとえばね、相手が人間であれば、性器をさらして見せ、そして排尿することに、もちろん恥じらうでしょう。

でも、家具に素肌を見られたって恥じらう事って、ある?ないよね。

この手の話は、話し始めたら収拾つかなくなる。前回もちょこっと話した気するし。

まあ、人間としてではなく、奴隷になりたいというのなら、物のように扱いましょう。

男なる性は失われ、「奴隷」という器物に変じる。
人間が生殖に行うような事を、奴隷はしないよねえ。物だしね。
ペニスなんてのは無用の長物でしょう。

ちょん切ってしまいましょうか。


なんて、噓ですよ。


それはそうと、先日から乱歩をつまみ食い。
大好きでリスペクトしてる先輩から乱歩を推されたので、この人が推すなら、読むしかない。

青空文庫ってイイですね。
ありがとう、著作権フリー。

先輩に看取られ("看取られ")ながら、火星の運河読んだけど、美しすぎて発狂した。

読み終え暫くしてなお、描景が脳にねばついて流れ落ちず、ふとした瞬間、わたしは黒い沼を歩いている。

沼は、 流体であるが流体ではなく、だが決してタールのような生優しいものではない。

もっと重みのある……たとえば、地上に於ける全悪を溶かしたような。そして、飲み込まれそうな闇色。

ずぶ、ずぶ……

あと読み終えたのは人間椅子、白昼夢。

というか、乱歩はマゾなの?
人間椅子とか特にさ。

孤島の鬼は、随分前にすこし、読んだことある。

『君は嫉妬してゐるの。』
人外境(じんぐわいきやう)が私を大膽にした。

"人外境"という言葉がわたしの脳髄に深く彫り付けられているのは、単に、美しい表現ゆえ。
わたしは美しい言葉が好きだから、本を読んだらノートに書き写したりする、言葉の標本箱があるの。

中井英夫のとらんぷ譚に人外境通信というのもある。

これは、にんがい。
じんがい、ではない。

中井英夫は薔薇の根になりたい男の話が好き。火星植物園だったけな。
記憶が曖昧。読まねば〜!

薔薇と人間の融合は、皆川博子の薔薇密室。

中井英夫は全集も買って、虚無への供物も読んでいるけど、これがまた途中なんだよね。

短篇であれば何篇かは読んだけど、虚無への供物はある程度身構えて腹くくって読みたいというか、ね?


人という肉の器を捨てなさい。
人外境が、きみを大胆にする。

にんがい境へは、このわたしの鞭が導いて差し上げましょうか。
わたしも行ったことがないから、探求しながら、一緒に楽しんで進んでくださいな。


わたしときみ、にんがい境の果てまで。


【schedule】
9/14(土) 15:00~Last
9/17(火) 17:00~Last
9/25(水) 15:00~Last
9/27(金) 15:00~Last

プレイ見学もできるから、
マゾ教官、引き続きよろしくね。


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Tag:Ririko りりこ

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